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2012年01月25日 『わが師、松下幸之助』 PHP研究所 2003年3月発行 連載32 政経塾の研修は千差万別

 ここで私自身の入塾直後のことから概略を記してみたい。あくまでも3期生、私の例であり、塾生1人ひとりの研修内容が全員異なっていることを前提に読んでいただきたい。
 朝は、6時の起床で始まる。このあとは、海岸を走る。帰ってきたら全員が手分けをして全館を掃除。このあとひと息ついて朝食。そして朝会、いわゆる朝礼である。
 本番の学習は9時からである。最初は「松下幸之助の思想・哲学」を徹底的に学ぶ。いわば導入研修である。講師は、松下幸之助に縁のあるさまざまな方であった。この研修は一カ月くらい続いたと記憶している。
 続いて、松下電器系列の販売店での実習である。主に神奈川県下の販売店で、期間は2カ月であった。これは辛かった。丁稚に行かされたようなものである。研修の性質のせいか、住み込みである。この販売店研修は、松下電器の新入社員にも課せられているが、こちらは期間も短く政経塾よりは楽だと聞いていた。さて、政経塾から販売店には「一番しんどいことをさせてくれ」という指示があったというが、ここでは私の具体例を紹介しておこう。
 私が指定された販売店は、綾瀬電気。この店は店売りよりも訪問販売を中心にしており、店主以外に営業社員が5人ほどいた。この5人が地区別の担当になって毎日営業に勤しんでいたが、もちろん空白のエリアもある。先の「しんどい仕事を」というのは、ここで店主に聞かされた。

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2012年01月23日 第17回 幹事長代行定例記者会見 2012年1月20日(金)15時27分~16時00分

■冒頭発言
○党役員人事について
○昨日の与野党幹事長・書記局長会談について
○北海道の豪雪について

■質疑
○党役員人事について
○社会保障と税の一体改革に関する与野党協議について
○郵政改革について
○社会民主党の党首選挙について
○選挙制度改革の与野党協議について
○北海道の豪雪について
○内閣法制局長官の国会答弁について
○選挙制度改革について
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■冒頭発言

○党役員人事について

【幹事長代行】3点ばかり冒頭にご報告を申し上げます。
 まず、党役員人事でありますが、さきの党大会におきまして城島光力国対委員長を
ご承認いただきました。また、残余の人事については、代表・幹事長に一任をいただ
いておりますので、協議をいたしまして、副代表に山岡賢次前国家公安委員長・内閣
府特命担当大臣、総務委員長に平岡秀夫前法務大臣。それから先週報告いたしました
が、幹事長室において鈴木克昌幹事長代理、松井孝治筆頭副幹事長。そして空席にな
りましたもう1人の総括副幹事長に逢坂誠二副幹事長とさせていただいて、政治改革
の問題を特に中心に取り組んでいただくと、このようなことを決めさせていただきま
した。

○昨日の与野党幹事長・書記局長会談について

【幹事長代行】通常国会が来週からということでありますので、昨日の与野党幹事
長・書記局長会談を受けまして、選挙制度、そして定数削減の問題を含む問題につき
ましては各党協議会を再開する、このように合意をいただきましたので、早急に来
週、再開の1回目を行いたい。そういうことで今、日程調整に入っております。
 本日夕刻、政府・民主三役会議を行いまして、昨日の幹事長・書記局長会談を受け
ての取り組みの話し合いをすることになっております。

○北海道の豪雪について

【幹事長代行】3点目でありますが、きょうは東京でも朝から雪が降っております
が、北海道におきまして局地的な豪雪の状況にありますので、急遽でありますが、こ
の日曜日に私が現地に参りまして、現地の方と話し合いをすることを決めさせていた
だきました。
 以上3点ご報告申し上げましたが、よろしくお願いいたします。

■質疑

○党役員人事について

【共同通信・市ノ瀬記者】副代表に山岡さん、総務委員長に平岡さん、これは今日選
任で、また常任幹事会か何かで承認ということになるのか。

【幹事長代行】先ほど言いましたように、民主党における最高意思決定機関でありま
す党大会で一任をいただいておりますので、一任いただいた代表・幹事長から選任を
させていただいたということであります。ですから、来週の役員会、そして常任幹事
会には私のほうからご報告させていただきたいと思います。

○社会保障と税の一体改革に関する与野党協議について

【読売新聞・池田記者】昨日の幹事長会談で幹事長は、(社会保障と税の)一体改革
のテーマについては国会で議論すると回答されたが、野党側は依然として与野党協議
を民主党が撤回したと、違ったふうに受け止めている。あらためて民主党の与野党協
議に対する考え方を伺いたいのと、今後大綱を決めるまでには、一度は与野党協議を
やった上で閣議決定するというスケジュールなのか。

【幹事長代行】まず閣議決定のことにつきましては、党の立場で私が言及するのは適
切でないと思っております。
 いろいろ誤解があるのかもわかりませんが、昨日の幹事長の発言の趣旨というか考
え方、民主党としての考え方をあらためて私のほうから申し上げると、まず、要する
に「与野党協議」という言葉がバサッと網にかかったような表現でありまして、一見
我々スッと入ってくるのかもわかりませんが、厳密に与野党協議とは何かということ
が、どのレベル、どういう人たちがどういうテーマでやるのか、どういうポジション
の位置づけでやるのか、みんなそういうのを全部バサッと一言で言っておられますの
で、一概に与野党協議といいましても、具体的なイメージは人それぞれあるという前
提がまず1点ございます。
 そういう前提に基づいて、国会で議論をするというのは、まず本会議、それから各
委員会というのが国会でありますが、昨日合意いたしました選挙制度の各党協議会
も、ある種の国会の中での議論だと、そう認識しております。ですから、国会の本会
議または委員会において野党の方のご質問があることは当然想定されますので、国会
のそれぞれの委員会、本会議の中での議論は行われるという認識でありますが、それ
のみならず、大きな意味での国会の中でどういう議論をしていくのか。その土俵がこ
れまであったものを復活、私は復活というのではなくて、中断していたものをもう一
回始めるという認識でありますが、そういう形で、かつてあったものをもう一度持っ
てくるやり方もあるだろうし、新たに土俵をつくることもあるだろう。そういう場合
に、できるだけ多くの政党・会派の方との意見も受けながら、そういう土俵づくりを
考えさせていただきたい。
 もう1点は、「年金を含めて社会保障、行革についての民主党としての意見をしっ
かり出せ。それに基づかなければなかなか与野党の間で話ができないじゃないか」と
いうご意見もありましたので、そういうものについて、できるだけ我々も誠意を持っ
て皆さん方の議論に耐え得るものを出すように努力する。
 こういう2つのこと、「内容」と「箱」、この2つ相まって、またご提案させてい
ただいて、皆さん方で話し合いをしていただきたい、こういう趣旨であるというのが
私どもの見解であります。「国会での議論」というところの「国会」を、委員会と本
会議のみに限定しているのではないことを、まずはっきり申し上げたいと思っており
ます。

【NHK・内藤記者】今の「箱」と「内容」の話で、内容について年金・行革につい
ての民主党としての意見をしっかり出せという野党側の要求に対して、「努力をす
る」というお話だった。これは政調部局なりであらためて具体像を出すべく検討を始
めるという理解でよろしいか。

【幹事長代行】そういうことも踏まえて、今日夕刻の政府・民主三役会議の中で、昨
日の幹事長会談での報告もしていかなければなりませんので、担当の岡田副総理、ま
た政調会長のところで、鋭意これからご検討いただけるのではないかと思っておりま
す。

【TBS・井本記者】野党側に誤解があるなら、幹事長会談という場で発言がなされ
たことなので、誤解を解くために幹事長会談で訂正をと野党側は求めているが、今後
幹事長同士で会うことはお考えか。

【幹事長代行】まず幹事長会談の位置づけでありますが、実務的なことを詰めていく
のが幹事長会談の位置づけではないと私は認識をしております。
 皆さん方がそれぞれ所属しておられる企業におかれましても、昨日も申し上げまし
たが、例えばある3つの会社が社を挙げて何か事を行うときに、3社の社長が集まっ
て具体的なことをそこで協議するというのは、私はなかなか想像できません。それぞ
れの担当部署同士で詰めるところを詰めて、そして最終的に結論を出すのが最高意思
決定者の会合だと認識しております。幹事長会談というのは大きな意思決定をする、
もしくは大きな方向性を決めるというのが、その位置づけだという認識を持っており
ます。
 ですから、今のようなことにつきましては国対同士で、私どもの国対のほうから各
党に対して、「誤解があるとすれば、こういうことである」ということは今努力をさ
せていただいておりますし、そういうことをお伝えしております。
 私は私の立場でそういうことも行っていきたいと思っておりますが、政党間の話で
ありますから、一義的には国対の中でそれぞれの政党にきちっとこちらの趣旨をお伝
えすることを行っておりますので、あらためてそのことの確認のための幹事長会談は
必要ないのではないかと、私はそう認識しております。

【産経新聞・水内記者】総理は「年度内に法案を出す」と明言しておられるが、そこ
から逆算していくと、今代行がおっしゃった社会保障について公明党などから昨日求
められた案というのは、2月ぐらいにはもう一度次のステップで示したい、そういう
スケジュール感でよろしいか。

【幹事長代行】それは、どういうことがあっても早いほうがいいというのは、誰しも
当然思われるわけですが、こちらの考え方で前に進むのではありません。交渉事であ
りますから、最善の努力をしていくということしか、今申し上げることはできませ
ん。

【読売新聞・池田記者】土俵づくり、箱づくりという点で、2005年につくられた
超党派の社会保障の合同会議、これは自民党も公明党も参加していた会議なので、再
開することは有用ではないか、機能するのではないかという指摘がある。代行はこの
復活についてはどのようにお考えか。

【幹事長代行】そのことにつきましては、昨日の幹事長・書記局長会談で、ある政党
の代表の方から、そういうものもある、またはあったではないかというご発言があっ
たわけであります。ですから、それも1つの選択肢ではあるということであります
が、現段階で何が一番いいのかということを我々は考えていきたいと思いますので、
それもそういうことになるかもしれませんし、また今の枠組み、今の政治状況に合わ
せた土俵をつくることになるのかもわかりませんが、よりよいものをということで検
討していきたいと思っております。

【読売新聞・池田記者】箱はこれから選ぶにしろ、判断基準というか、どういうとこ
ろで、どういう箱にするか、代行のお考えでは例えば全党が加わる仕組みがいいと
思っていらっしゃるのか、そうではないのか。判断基準としてはどういうものをお持
ちか。

【幹事長代行】できるだけ全体の意見が集約できる仕組みがいいだろうとは思います
が、意見をいろいろな方からいただくという視点と、ものを決めていくという視点
と、いろいろな座標軸がありますので、そこら辺のトータルの判断ではないかとは思
います。
 少なくとも、昨日、「密室で議論するのはおかしい」という一部の政党からのご意
見もいただきました。我々が過去やってきたことは密室だとは全く思っておりません
が、できるだけそういうご批判がないようなことでいかなければいけないというのも
1つの軸なのかもわかりません。

○郵政改革について

【通信文化新報・園田記者】今日の午前中に3党協議が行われたようだが、その内容
について、代行のほうには何か報告があったか。

【幹事長代行】私も報告を受けましたし、幹事長も報告を受けております。ですか
ら、今日の午前中の実務者協議の内容については、皆さん方もご存じだと思いますの
で省略いたしますが、要は、その内容を各党がそれぞれの幹事長に報告することを決
めたと報告を受けておりますので、私どもは幹事長と私で報告を受けました。
受けた報告をもとに今後の取り組みを早急に検討し、実行していきたいと思っており
ます。

【通信文化新報・園田記者】実務者レベルで決められない部分として、日本郵政の株
の保有比率についてまとまらないと聞いていたが、その部分についての報告か。

【幹事長代行】全体の報告をいただきましたので、そういう報告が入っていることは
当然だと思います。

○社会民主党の党首選挙について

【産経新聞・水内記者】(立候補受付は)本日15時で締め切られ、福島現党首以外
に立候補がなく、福島党首の5選が決まった。その受け止めと、福島さんは消費税や
普天間で原理原則論が目立ち、政権との対立軸が目立ちがちな印象がある。候補者を
立てようとした阿部さんは、民主党に入られた辻元さんとも近くて、かねがね、政策
を実現できる現実路線に近づけたいと話しておられる。
民主党として、これから社民党との関係についてどのようにお考えか、あわせてご感
想をいただきたい。

【幹事長代行】まず基本的に、他党のことについて私がああでもないこうでもない、
いいとか悪いとか言う資格はないと思っております。また私自身の性格として、他党
の批判をするという精神構造にはございませんので、決められた体制のもとで頑張っ
ていただきたいと思っております。
 どういうご主張があったとしても、日本全体の中で様々な意見が、あらゆる問題に
ついてあらゆる意見があることは当然のことでありますから、それぞれの意見をそれ
ぞれの政党がしっかりと吸収、声を吸い上げていただいて、そして我々は政権を担わ
せていただいておりますから、皆さん方の声に真摯に耳を傾けていきたい。それ以上
でもそれ以下でもなく、誠心誠意、ご協力いただくようにお願いをしていく以外ない
と思っております。

○選挙制度改革の与野党協議について

【日経新聞・福山記者】与野党協議会を民主党から提案して野党からの返事待ちで中
断していたかと思うが、次の与野党協議会は民主党が先日決めた案を通告する会にな
るのか、野党からの意見を聞く会になるのか、想定する次回の内容を教えてほしい。

【幹事長代行】まず、中断したのは、あのときも申し上げたと思うんですが、私がか
なり思い切った、当時の状況においては清水の舞台から飛び降りる決意でご提案させ
ていただきましたが、それでもだめだとおっしゃったので、それでボールが私どもの
ほうに戻ってきたとは私は認識しておりません。それが1点と、それから再開するこ
とを昨日の幹事長会談で合意をいただきました。という前提で開催させていただきた
い。わが党は党として意見を正式に決めたということであります。
 そのものを「通告する」という、そんな偉そうなことを申し上げる立場では全くご
ざいませんので、皆さん方のそれぞれの意見をお聞きしながら、あの協議会のテーマ
は「一票の格差」是正と、定数削減と、抜本改革という3大テーマでありましたの
で、3大テーマをこれからもあの協議会では追求していくことになろうかと思いま
す。

【日経新聞・福山記者】そうすると次回は、野党からの意見も聞きつつ、民主党が正
式に決めた案もお話しすると。その中で、もし民主党案に野党が全然合意できないと
なった場合も、協議は続けていくということか。

【幹事長代行】先のことは皆さん方の意見を聞きながら進めていかなければいけませ
んし、2月25日という期限もありますから、期限の問題と、どこまで皆さん方と話
が詰まるかという進捗状況にすべてよると思っております。

○北海道の豪雪について

【北海道新聞・林記者】北海道の局所的豪雪で訪問されるということだが、具体的に
どなたにお会いになるのか。

【幹事長代行】今、民主党北海道連と調整しております。道連の仕切りの中で、現
地・現場を一番よくご存じで、本部よりもよくご存じだと思っておりますので、道連
のご指示でいきたいと。まだそこまで厳密に、誰々というところまでの認識は持って
おりません。ただ、道連のほうで鋭意ご検討いただいて、準備していただいていると
思っております。急に決まった話でもありますし、また日曜日ということでもござい
ますので、いろいろな制約の中で道連の皆さん方のご協力をいただくと、こういうこ
とであろうと思います。

○内閣法制局長官の国会答弁について

【朝日新聞・今野記者】内閣法制局長官の政府答弁を復活させる方針だと思うが、こ
れはたしか2010年1月に、当時の幹事長が、政府答弁は基本的には国民から選挙
で選ばれた政治家がやるものだ、政治主導ということで禁止したものだ。復活させる
ということだが、復活させる理由について伺いたい。

【幹事長代行】政府のほうから、答弁というよりも、過去の事実がどうなっているの
かということについて、誤りなきを期すために、過去のことをよく知っている責任者
の方が、過去の事例について、こういうことがありましたという説明をする、こうい
う位置づけで、そういう立場でお願いしたいということでありましたので、私どもは
本来の政治主導のこととは齟齬を来さないという認識を持っております。
 また当時は、それが政治改革、政治主導と齟齬を来すのではないかという意見が
あったことも十二分に承知しておりますが、あれから2年が経過しておりまして、政
治主導も当時はまだ始まったばかりでありましたので、かなりタガをはめながら政治
主導の“癖”をつけていかなければならないと、こういうところで進んでいったわけ
でありますが、そのおかげでそれなりに我々は着実に前進してきたと思っておりま
す。
我々も子どもから成人し大人になる間に、子どものときには「これはしていけない」
と。でも大人になったら、もうそれは大人の判断でできるだろうと。成長の度合いに
よって認められることと認められないこと、どこまで行っても認められないこと、い
ろいろありますので、それは過去の癖をつける方向を示していただいたことについて
は感謝しながら、おかげでここまで来ましたということで、今回はようやく当初の思
いを一歩前に進めることができる段階まで来たと、こういう判断で認めさせていただ
いたということであります。

○選挙制度改革について

【共同通信・市ノ瀬記者】党の政治改革推進本部の総会で正式決定した比例定数80
削減については、自民党・公明党はじめ多くの野党からかなり手厳しい反対の意見が
出ている。今後、その実現を目指される中で、そういう厳しい反対の声が出ているこ
とについてお伺いしたい。
 また、「0増5減」については、反対している声も大きいが、自民党から反対とも
賛成とも表だって聞こえてきていない。もともと自民党から出た案でもあり、実現す
るために自民党に対してどのように協力を求めていくか。その辺の今後のやり方をお
聞きしたい。

【幹事長代行】80削減に反対があることはよく理解をいたします。どこの党にも反
対されない法案であるならば、提出に至るまでここまで苦労を要しなかったと思いま
す。当然皆さん方も「本当にできるんですか」と思っておられるわけで、他党からだ
めだ、けしからんという批判が出ることは覚悟しております。しかし、身を切る、
「隗より始めよ」という、政治の信頼を取り戻すことのほうがより重要だという判断
をしましたので、反対を恐れずに進んでまいりたいと思っております。
 それから「0増5減」、これは自民党の案に乗ったという認識は、結果としてそう
いうふうにとらえられるかもわかりませんが、思いは、私は一昨日の政治改革本部の
総会でも申し上げましたが、出てきている3つの案、確かに2つは民主党から出て、
1つは、私は自民党が正式に決定したとは思っておりませんが、一応自民党の方から
出たということで、自民党の決定案ではなかったと思いますが、それを採用しようと
決断したことが自民党にすり寄ることでは全くないと思っております。
 ですから、どこから出たかということは横に置いといて、そういうちっぽけなこと
を価値判断の基準にするのではなくて、全体を見たときに定数削減という、より大き
なハードルを乗り越えていくためには、できるだけ今回の格差の是正の数が少ないこ
とのほうが、次のより大きな目標である定数削減に向けて力を注いでいくことにつな
がるのではないか、こういう判断をいたしました。
 よって、自民党の方から言われたから採用したのではなくて、トータルで最も変更
が少ない「緊急避難措置」として位置づけておりますので、まさに最も変更が少ない
緊急避難案を採用したとご理解いただければと思います。

【中日新聞・岩崎記者】これまで、各党との協議は合意を得て進めていきたいという
ことだったと思うが、「比例80削減」一点張りで最終的に成立しなかったら意味が
ないと思うが、協議の中で柔軟にやっていくこともあるのか。

【幹事長代行】「柔軟に」ということのご趣旨が、何を意図されているのかよく理解
できなかったのですが、これはそれぞれの政党が、すべての方が当事者であるという
前提であります。当事者間の話し合いでありますので、できるだけ柔軟に皆さん方の
意見を聞いていくという姿勢は当然必要であろうと思います。
 ただ、それを永遠に続けるわけにはまいりませんので、時間的な制約等々も踏まえ
て、政治の役割は、最後は決めて実行することにあると思っておりますので、しっか
り当事者の意見を聞くことと、そして実行する、決めるということを両立できる最大
のポイント、タイミング、またもろもろのことを判断しなければいけないのではない
かと思っております

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